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 2022/12/9南大阪総合労務事務所

人事評価制度における絶対評価とは

人事評価制度に関して、絶対評価と相対評価は何が違うのか。なぜ絶対評価の方が効果的なのか、その理由を理解するための情報を探している人に、この記事はおすすめです。

一般的な評価方法である「絶対評価」と「相対評価」の違いを解説・比較し、なぜ絶対評価の方が社員の成長・育成にメリットがあるのかを解説します。また、人事評価制度をより効果的に、従業員にとって有益なものにするための方法をご紹介します。それでは、ご興味のある方は、ぜひご一読ください。

 絶対評価とは?

絶対評価とは、会社の基準で個人の業績や資質のみに基づいて社員を評価する評価方法です。

この方法は、社員を比較したり、同僚と相対的に判断したりすることに依存しません。絶対評価では、社員一人ひとりの長所が評価されます。この評価方法では、職務上の知識やスキル、業績、会社へのコミットメント、態度、時間厳守など、さまざまな要素が考慮されます。

 相対評価とは?

相対評価とは、あらかじめ設定された基準に照らして評価するのではなく、従業員同士を比較して評価する仕組みのことです。

このタイプの評価では、通常、評価者グループが個人を互いに比較し、技能、能力、職務遂行能力などさまざまな基準で評価します。この比較の結果は、グループの他のメンバーに対する各個人のパフォーマンスをランク付けするために使用されます。

絶対評価のメリット

人事評価における絶対評価の最大のメリットは、管理者や上司が組織内の個々の従業員のパフォーマンスを直接比較することができることです。

これにより、長所と短所が明らかになり、従業員のタスクや役割の割り当てをより適切に行うことができるようになります。さらに、絶対評価では、すべての従業員のパフォーマンスが同じ方法で測定されるように、一貫した一連の基準を提供することができます。これは、業績の基準が異なる可能性がある大規模な組織で特に有用です。

絶対評価のもう一つのメリットは、従業員の真のパフォーマンスをより正確に反映する可能性が高いことです。このアプローチにより、社員は同僚との比較を気にすることなく、自分の業績と成長だけに集中するようになります。そのため、社員が向上心を持って仕事に取り組むことができるのです。

人事評価制度に絶対評価を適用するには?

絶対評価を人事評価制度に正しく適用するために、組織が取るべき方法はいくつかあります。

まず、すべての社員が同じ基準で評価され、公正で偏りのない評価が行われることが重要です。第二に、評価が客観的に行われ、その結果が従業員に明確に伝達されることが重要です。第三に、従業員のパフォーマンスと改善点について、定期的にフィードバックされることが重要です。

いずれにしろ評価者の評価能力を高め、評価の共通認識を持つ必要があります。このことは一朝一夕には身につきませんが、評価者研修を繰り返し実施したり、毎回の評価に会社全体で取り組む事で、着実に会社の文化として根付いていきます。実際に運用し納得感が出せるようにするには会社の価値観を揃えるために、研修や時間が必要なのが絶対評価のデメリットと言えるでしょう。

絶対評価と相対評価の違いについて、理解は深まりましたでしょうか。もちろん絶対評価にもメリットデメリットはありますが、評価を従業員が納得し、成長・育成ツールに活用したいと考えている経営者の方(人事部長の方)については是非とも絶対評価に向き合っていただけたらと思います。評価制度にご興味のある方、また今の評価に疑問を持っている方は是非弊社にお問合せください。

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