この頃が開業時に次いで危機感を感じた時期でしたがこのピンチをチャンスに変えるべくこれまで培った人脈をフル活用し少しずつクライアントを増やしていくとともに
パートナーの土山には、私にはない社労士向け業務ソフトの知識が豊富で中でもクラウドで使用する給料システムや勤怠システムのクライアントへの普及には大いに活躍してくれました。
2人でクライアントを手分けして担当し事務スタッフも一人パートで採用し多少余裕ができてきた頃
大阪東支部の支部長のお話をいただき、その頃土山も支部の情報部長をしていたので私が支部長を引き受けることで事務所がおろそかになるのではと思いかなり悩みましたが
今、自分があるのはこれまで出会った先輩の先生方のおかげでもあるのでその受けた恩を返す意味でも支部長を引き受けることにしました。
事務所の経営と支部活動の両立は思った以上に大変でこの頃は土日もなく働いていたように思います。
そんな時、社労士事務所に勤務していた私の姪に事務所へ来てもらうようにお願いをし、事務所へ入所してもらうことになりました。
彼女が事務所に来てくれたことが事務所を発展させる大きなターニングポイントとなりました。
彼女は、非常に優秀で社労士の資格は持っていませんが様々な人脈を生かし新規のクライアントを数多く開拓し
さらには助成金にも非常に詳しく事務所にとっては大きな戦力になりました。
事務所経営と支部長として支部活動に忙しい日々を送っている中で、考え方が合わず一度は違う道を歩んだ大先輩の先生とたまたま天王寺の道端バッタリ出会い、話をする機会がありました。
その大先輩の先生も80歳を超え事務所経営は女性の社労士に任されていましたがもう一度一緒にやっていきたいと声をかけていただき、再度大先輩の先生と事務所を歩むことになりました。
事務所を共にすることで事務所が手狭になるのですぐ近くに25坪ほどの事務所が空いていたのでそちらに移転することにしました。
これが4度目の事務所移転となり現在の事務所となります。
クライアントが増える中で事務スタッフがどうしても必要となりますが、姪の友人でいい人がいるということで事務所へ来てもらうことになりました。
彼女は、事務能力はもちろんのこと電話応対も素晴らしくクライアントからも「いいスタッフの方がいますね」とお褒めをいただくくらいの能力がある人です。
スタッフも充実し、事務所の信頼度も自分で言うのもなんですがアップする中で
300人規模の給料計算を受託することになり急遽、社労士資格を持った男性職員を知り合いのつてを頼って採用することができました。
さらには、社労士業務に精通している女性スタッフにもパートですが来てもらうことができ、事務スタッフも充実することができ、本当にいいスタッフにも恵まれて仕事に取り組むことができました。
そしてコンサル会社に勤務する社労士資格を有する甥にどうしても事務所へ来て欲しく以前から誘っていましたが、昨年7月からうちの事務所へ来てもらうことになりました。
彼は前職のコンサル会社で人事制度の構築や労務調査などに精通し事務所へ来てくれれば間違いなく事務所の業務範囲が広がると思っていましたが
コンサル会社で培った能力をいかんなく発揮しこれまで中小零細企業との顧問契約が多かったのが、最近では上場を目指すような企業との付き合いも増え事務所も更なる発展につながっていくことができています。
これまでを振り返ると身内にも恵まれましたが、様々な出会いがあり、一つ一つの出会いを大切にし、多くの先輩の先生方に助けていただきながらいいスタッフにも恵まれてきました。
私も年齢的にはサラリーマンでいえば定年を超え、最近つくづく年を感じるようになりました。
今後は、後進の育成に力を入れるとともに少しずつこれまでできなかった趣味の世界にも足を踏み入れていきたいと思っています。
こちらの写真は私の趣味のひとつであるアクアリウムです。
弊所内にて熱帯魚を育てていますが、これがスタッフの間でも癒されるといつのまにか大人気となりました。
私のこれまでの歩みを書きつづりましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。
これからもますます精進し社労士として世の中に貢献していきたいと思います。