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2023/1/16

代表コラム:これまでの歩み【前編】

代表の榎伸浩です。

本コラムでは私が現在に至るまでを振り返っており、【前編】【後編】と2回に渡って掲載しております。

これまでを振り返ると、様々な出会いがあり、多くの先輩の先生方に助けていただきながら、いいスタッフにも恵まれ社労士業務を行ってきました。

私自身、日頃より大切にしている「人と人とのつながり」について、これまでの思いも書かせていただきました。

ご一読いただければ幸いです。

私が社労士試験に合格したのは平成4年で、当時は会計事務所に勤務している時でした。

すぐに社労士登録をし、旧中央支部(当時は支部の中で最大の会員数がいました)に入会しました。

旧中央支部に所属していた時は、会計事務所に勤務していたので支部活動に積極的に参加することはあまりありませんでした。

当時は、資格取得や喪失等の手続きしかすることはなく社労士としても半人前以下だったように思います。

そうこうしている中で平成10年に生野区の自宅で社労士事務所を開業致しました。

まだまだ社労士としては半人前だったので「これからは支部活動には積極的に参加して吸収できるものはしっかり吸収しようよう」と考え、初めて支部活動に参加したのが支部の忘年会でした。

やはり知り合いも全くいない中で参加するのは勇気がいり・・・結局忘年会参加時間のぎりぎりに出席しました。

すると空いた席が1つしかなく、しかもその席は支部長や副支部長の幹事の先生が座ている席でえらいところに座ったなと感じました。

ですが、皆さんすんなりと私を受け入れていただき当時副支部長だった先生は私を連れて多くの先生を紹介していただき家族的な雰囲気のいい支部に入ったなあと思いました。

支部活動に参加してひとりぽつんとしているとやっぱり参加してもおもしろくないと感じるでしょうし、逆に多くの先生に声をかけてもらうと参加してよかったなあとなるし

支部活動に参加するしないはやっぱり最初が肝心だなとその時つくづく感じました。

旧中部支部では積極的に支部活動に参加し、まだまだ社労士として自信もなかったので、教えてもらえる先生を見つけては教えを請い、少しずつ社労士の実力を身に着けることができました。

また行政協力にも積極的に参加し、今では行っていませんが労働保険申告書の銀行での受付窓口で様々な申告書の受付をして経験を積み

また労働保険申告書未申告の事業所への訪問活動では様々な経営者と出会う機会があり非常にいい経験をさせてもらいました。

我々のクライアントである中小企業の経営者は孤独だとよく言います。

経営者は従業員に悩みを打ち明けることもできるわけでもなく、従業員に弱みを見せることもできず、孤独に経営をつづけおりそのような悩みを聞くのは我々社労士の役割ではないかなと思います。

私自身は経営者に寄り添った何でも相談できる社労士を目指しています。

そうすることによりビジネスライクな付き合いではなく人間関係の深い付き合いが出来るのではないかと思います。

この「人と人とのつながり」が非常に大切だと思います。

「人と人とのつながり」といえば私の事務所も人とのつながりがあってここまで来たと思います。

現在、私の事務所は私を含めて社労士が4名、行政書士が1名、事務スタッフが6名の顔ぶれですがここまでくるには様々な変遷がありました。

当初は自宅開業から始まり、社労士として活動していく中で人脈作りに奔走しました。

その中で様々な金融機関の人との出会い、さらには税理士との出会い等があり、 特にその税理士とは事務所の片隅に机を借りて自宅から税理士事務所へ拠点を移し一緒に活動をするようになりました。

この時、税理士はもちろんのこと同じフロアにいた税理士事務所のスタッフと同じように出勤し日々の朝礼にも参加し、

スタッフとも飲みに行ったりして親交を深め、彼らとは今でもいい付き合いをさせて貰っています。

それから数年後、支部活動の中で知り合った大先輩の先生から事務所を一緒にしないかというお話をいただき、

吸収合併という形で税理士事務所から天王寺区の大先輩の先生の事務所へ移転することになりました。これが2度目の事務所移転でした。

その頃、当事務所の副代表となる土山と出会いました。

彼は当時、社労士向けの業務ソフトを販売する会社で営業をしていていましたが、社労士の資格を持っていていずれは社労士の資格を生かしていきたいという気持ちは持っていたようです。

その後、その大先輩の先生と社労士法人を設立しその代表に私が就任しました。

その当時はもともと大先輩の先生の事務所にいた職員2名と私が紹介されて雇用した女性社労士の1名の合計5名だったのですが、私自身は、会社を辞めて社労士資格を活かしたいという土山にも来てもらって更なる事務所の発展をめざそうと考えていました。

ただ、その頃から大先輩の先生と考え方にすれ違いができ始め、私は拡大志向でクライアントを増やそうと考えていましたが、大先輩の先生は既存のクライアントをしっかり固めてそれから拡大すべきという考え方の違いからすれ違いが生じ、最終的には私と土山が事務所を出て二人で新たに社労士法人を再スタートすることとなりました。

せっかくのいい出会いではありましたが私の不徳の致すところで土山と二人だけで環状線の寺田町駅近くのマンション1階を借りて再スタートを切りました。

これが3度目の事務所移転でした。

(後編に続きます。)

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